導入事例
IBUKI TRACKを導入して、イベント運営を安全に楽しく効率化したみなさまをご紹介いたします。
選手がどこにいるかをリアルタイムで把握できるということは、多くのメリットがあります。レース中、各エイドにトップの選手が到着する時間がわかるので、設営のタイミングやスタッフの準備も的確なタイミングで行えますし、ボリュームゾーンが来る場合も慌ただしくなることに備えることが出来ます。最大の利点は安全対策です。レース中は必ずと言っていいほど道を外れてしまう人がいます。100マイルレースやそれ以上の距離になれば、疲労と睡眠不足から、普通なら間違えないようなところに迷い込んでしまう人もいますが、このデバイスがあれば道を外れだしたらすぐにわかるので、電話をして軌道修正したり、完全に迷ってしまった場合でも探しに行けます。スタッフの労力を最小限に、最大限の安全を確保できる頼もしいシステムです。

トレイルフェストでは年間10回程大会を開催しており、すべての大会でIBUKI GPSを使用してますが、安心感が全く違います。今までのシステムでは計測はできても安全性の確保が難しかった。参加者が途中でいなくなってしまってやきもきすることがほぼなくなると思います。コロナウイルスで我々を取り巻くレース環境は大きく変わりました。レースが開催される事は珍しくなり自分自身がどんなチャレンジをするかと言うことが大事な時代になりました。この端末を使うことで、自分のやろうとしている夢や企画を多くの方々に共有できるようになりました。これからもトレイルフェストで主催する大会では、IBUKI GPS端末を使う予定です。IBUKI GPS端末を個人でお持ちの方は、参加費から2,000円ほどはお安くできます。

代表的なケース
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LAKE BIWA 100
関西で初めて開催されたワンウェイの本格100マイルレース「LAKE BIWA 100」。全選手と、全マーシャルがIBUKI GPSを携帯してレースが行われました。
夜間にコースロストした選手の位置をIBUKIで把握し、携帯電話で通話しながら正常なコースへ誘導する事案が発生。
また、暑さのため急遽設置されることになったウォーターエイドを担当するスタッフの位置をIBUKIで把握し、適切に選手に水分補給ができるよう本部から指示を出すなど、緊急対応に役立ちました。
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TJAR 2020
TJAR 2020は、日本アルプスを縦断する415kmの日本を代表する山岳耐久レースです。 選手・スタッフ・NHK取材班それぞれに地図を準備し、必要に応じた情報をリアルタイムに把握できる体制を構築しました。
IBUKI LIVEへ大量のアクセスが殺到するため、負荷に応じてサーバーを増減してアクセスに対応できるようシステムを拡充しました。
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KYOTO GREAT ROUND
KYOTO GREAT ROUNDは、コース距離135km、制限時間31時間、マーキングなし、誘導なし、GPXのセルフナビゲーションで進むという、選手の腕が試されるレースです。このレースの公式計測システムとしてIBUKI TRACKを採用いただきました。
時差スタートで始まった長時間のレース。完走するまでにGPS端末の充電が必要となるため、選手の肩に装着できる専用ポーチを開発しました。選手にはモバイルバッテリーを必携装備とし、中間エイドから2時間充電してもらう運用に。その結果電池切れはゼロで、レース終了まで安定した位置情報の取得に成功しました。
スタッフはIBUKI LIVEを用いて常時監視を徹底。選手のロストを確認次第電話で誘導、30分動かなければ現場へ出動するポリシーにて運用した結果、遭難・事故はゼロでレースを終えました。
IBUKI LIVEのログからショートカットのペナルティ判定を行うという、IBUKIを活用した新しいレースのスタイルが生まれています。
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黒井城トレイルランニングレース
黒井城トレイルランニングレースでは、夜通しの80kmレースでGPSのみを採用いただきました。
誘導スタッフから「いつ選手が来るかがわかるので、ちゃんと休みが取れた。控えめに言って最高でした。全部のレースがこれを使って欲しい。」との感想を頂きました。
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富士山100マイルチャレンジ
富士山100マイルチャレンジは、UTMFとほぼ同じコースで行われた100マイルレースです。全選手の位置の把握と計測にご利用いただきました。
セルフナビゲーション中にコースロストした選手をIBUKI LIVEでスタッフが確認し、スタッフが直ちにコースロスト現場に向かうことができたので、選手は無事予定通りのコースに復帰することができました。